神職の袴

2026年02月28日 11:14

皆さんは袴を穿いた経験はございますか?白や紫、赤や青など色とりどりの袴がありますが、身分や職種によって色が決まっています。巫女は緋色(赤っぽい)神職になりたては白色それから浅葱色(青っぽい)そして紫へと階級が上がっていきその上は紫地に淡い紋が付き更に上は白抜きのクッキリとした紋が付きます。最後は白袴に白い紋が付いた特級という位が最高位です。
お気付きですか?そう、白に始まり白に終わるのです。神職になりたての下っ端さんと特級神職さんが遠くに並んでいたら違いがよく分からないのです実は。しかし特級袴を近くで見ると白紋の白袴は何かしら威風を放っていますね。因みに特級神職さんは全国に100人くらいしか居ませんが高千穂にもお一人居られます。
で、今日どうしても言いたい事があるんです。それは袴の穿き方です。基本的には皆ちゃんと穿いておられますが、最後におへその前で縛った紐の処理が以前からずっと気になっていました。実は神職の作法や衣紋には二つの流派が存在します。茶道にも表裏がある様に・・・。
神社本庁統括の全国の神社は本来同じでなければならないのですが、中々簡単にはいかない様でしばしば混乱も起きています。私は30年以上前に関東方面の学校で教わった作法で今でも祭式を行なっていますが、禰宜が最新の作法を習っているのでしばし対立が生じることが有ります。神道作法の研究が進むにつれて改訂見直しがあって然るべきですので異論は唱えませんがどうしても納得いかない事が一つだけあるんです。
私は袴を結んだ紐の端は両脇に沿わせて押し込むと教わりました。ところが別の流派で習った神職さんはことごとく紐を結びっぱなしにしております。
以前講習会で講師の先生にその事を聞いたら「結びっぱなしでも解けないのはちゃんと着付けができている証だからあえて押し込まない」とおっしゃっていました。なんとも不可解な理屈に聞こえますが、問題はここからです。
たまにテレビで境内案内をしている神職さんが映りますが、ほぼほぼ結びっぱなしです。昔はチョウチョ結びと言っていましたが最近はリボン結びが主流(みんな英語大好き)。
巫女や女性の神職は体の中心からやや右側でむすびっぱなしの端だけ結び目に一回まわして着装するみたいですが、綺麗に整ったリボン結びになっていてそれは理解できます。
男性神職がおへその真ん前にリボンを飾っているのは凄く違和感を感じてしまいます。
そもそも袴を穿く職業で袴の紐を垂らしているのを見た事がありません。剣道・弓道・合気道・茶道・花道更に歌舞伎・能など様々ですが、女性ならともかく私的には理解できない着方ですね。こんな事を言うと性差別だとたたかれるのかも知れませんが・・・
テレビに出てくる神職さん、なんと関東方面の方も紐ペロリです。確かに押し込む手間や紐がよれてしまう事を考えると楽な方に流れてゆくのでしょうが、静かに大きな流れが動いている様に感じます。
洋服もシャツインがダサいといわれ最近は殆ど見かけませんが、和装はビシッと着るのが流儀だと私は思います。
紐インがダサいと言われても私は続けていきたいと思います。
写真上が私の着方、下が最近多い紐ペロリ
(握り拳に怒りを感じるなぁ、自撮りで緊張しているだけです。悪しからず)
ただ私がもう一つの流派で教わっていたら紐ペロリしているかも・・・。

以前同じような事を書いたような書かなかったような?

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