今日、今年最初の銀杏を収穫しました。銀杏は種を収穫するのですが、黄色くて臭い身に覆われていて素手で触るとかぶれてしまう厄介者です。ゴム手袋をして身を取り除く作業が必要ですが、これがかなり大変な作業です。幸い二上神社には豊富な湧水がありバケツの中で何度も何度も洗いようやく素手で触れる状態になります。後は乾燥させて取り敢えず完成です。
実は今日の話題は銀杏の種ではなく、捨ててしまう実や皮の部分です。勿論去年までは捨てていたのですが、ある目的のためにとっておくことにしたのです。
家では稲作を行っていてそろそろ収穫の時期を迎えますが、この時期一番厄介なものがイノシシです。人間にはわかりませんが実って来た稲穂から美味しい匂いが漂ってくるのでしょう!収穫前のお米を食べられる被害が続出しています。以前は電気柵でイノシシが入らないように囲っていましたが、おなかが減ったイノシシには効果が無く電気柵をものともせず突進して来ます。そこで昨年から金網を張り巡らしイノシシの侵入を阻止しています。中には其れでも網をくぐつて入る強者もいるそうですが、一定の効果はあるみたいです。
我が家には一枚だけその金網が張っていない田んぼが有り、去年は見事に食べられてしまいました。元々その田んぼはお米を作る予定では無かったのですが、苗が余ったので植えてみました。で、折角植えたのだからちゃんと収穫出来る為にはイノシシ対策をしなければなりません。今更金網を張るのは大変なので何かいい方法は無いかと思案しているのですが、今ちょうど銀杏の収穫で出たこの臭い実や皮を田んぼに撒いてみたら良いのではないかと思ったのです。
イノシシは栗や柿など木の実も食べますが、銀杏は食べることはありません。もしかしたらイノシシも銀杏の匂いが大嫌いなのではないかと考えたのです。取り敢えず実験してみようと思っています。
果たして効果の程は!乞うご期待!