高千穂の中心部から北東方向に1キロ弱行ったところに槵觸神社(くしふるじんじゃ)があります。天孫降臨の地と云われ、瓊瓊杵尊とお供の代表的な神々様が祀られております。昨日はその槵觸神社の大祭にご奉仕させていただきました。もう30年近く春は高千穂神社、秋は槵觸神社とご奉仕しておりますが、午後からの御神幸祭が町の人たちにとって一番の楽しみでもあります。出発時は天気も良く順調に進んでいたのですが高千穂神社へ立ち寄って一休みした後帰り始めたら小雨が降ってまいりました。神輿や神楽面、神職の装束などは雨に濡れたら大変なことになってしまうので一応対策はしてあったのですが、それでもあとちょっと天気がもってくれたらなと思いましたね。でもこれがお祭りの醍醐味かも知れません。何事もなく順調に終わったお祭りよりも長く記憶に残るお祭りの一つになる事でしょう。以前春の高千穂神社の御神幸も途中で雨が降りバスやタクシーを急遽手配して帰ってきた事がありましたが、いまだに鮮明に覚えています。
ただ宮司の心労が如何ばかりかお宮の大小に関わらずお察し致します。
宮司は大変なのです。