神社の会計を始めて十数年経ちますが、中々素人には難しい事ばかりです。二上神社では昨年から会計年度を12月決算に変えました。つまり1月から12月で会計処理を行うという事です。一般的には4月から翌年3月が多いと思います二上神社も以前はそうでした。では何故変えることになったのか?
3月は神社だけではなく公民館、またその小組合、の役員交代や決算が行われます。また行事、集会なども増えますし、暖かくなってくると農作業も始まります。何かにつけ忙しくなってくる訳です。そんな時期に会計処理を行うことが毎年苦になっていました。更に3月末日で締めた決算書を4月の初めには決算報告することになっており徹夜でやった年もあります。
そもそもなんで3月で締めなきゃ行けないのか!
調べたら自治体(役所)は法律で定められているので、3月末日決算でないと行けないらしいのですが、それ以外は自由に決算日を決められるということでした。えっ!だったら変えよう!
ということで、1月から12月へ会計年度を変更したという次第です。勿論、神社本庁、県への届出はちゃんと行いました。自由といっても好き勝手には出来ません、ちゃんとした理由を添えて所轄庁への届出は必要です。
そして漸く新しい年度で会計処理が出来る様になったのです。大きな神社では1月は初詣で大忙しなのでしょうが、今のところ二上神社は三が日を過ぎたら時間をたっぷり使えるので、会計処理も余裕を持って行うことができるようになりました。
もっと早く気づいていれば、、、。
固定概念に縛られていては先に進めない、より良き方法を常に考えて行かねばと思います。