そもそもお祭りとは神への畏れと感謝を具現化したものであれば、現代のそれはおおよそその体をなしてはいないのではないかと思ふ。形骸化されたお祭りの如何に脆弱なのかはこのコロナ禍で明らかとなった事は言うまでも無いでしょう。
さて、これからどうやってお祭りを続けてゆくか難しい課題を神様から与えられたような気がします。
コロナウイルス蔓延以前から夜神楽の斎行が負担になると氏子さんから再々問題提起されてきました。とりあえずこの2年間は中止や関係者のみでの斎行で行ってきたので、氏子さんの中には安堵した人たちもいる事でしょう。30年前には99戸あった氏子も現在79戸にまで減ってしまいました。さらに高齢化でお祭りに奉仕できる人材も減る一方です。二上神社に限らず全国的にお祭りの斎行は元より神社の存続にも関わる問題となりつつあります。
来月、総代、神楽奉仕者、地区の公民館長並びに女性部の方々と今後の夜神楽の在り方について話し合いの場を設けました。果たして如何なる答えが導き出されるのか注目しております。